研究課題
基盤研究(C)
NaF-PET(positron emission tomography)では3~5%の骨ミネラル量の変化変化を捉えることができ,時間反応性が高いという利点を有する.本研究グループは,義歯装着前後の床下顎骨の代謝動態をNaF-PETにて観察し,義歯装着1週間後から床下の骨代謝活性が上昇することを示してきた.今回さらに,シドニー大学研究グループと連携して,NaF-PET/CTデータから顎骨および義歯の有限要素解析(FEA)モデルを作成し,義歯床下顎骨内の応力分布をFEAにより解析してきた.そしてPET画像と比較することで,各種応力評価値と骨代謝活性との間に相関があることを見出した.
歯科補綴学