無歯顎患30名の上顎旧義歯口蓋部に直径4mm深さ2mmの窩洞形成し、アクリル系およびシリコーン系軟質リライン材填塞後の義歯を被験者に使用させ粘弾性測定機を用い粘弾性特性を経時的に測定した。 研究成果1)1ヶ月間の使用によりアクリル系軟質リライン材は有意に硬度が増加した。2)喫煙者は非喫煙者に比較し軟質リライン材の硬度が高かった。3)硬度の変化に飲酒の影響は認められなかった。4)就寝時の義歯装着は軟質リラインの硬度を増加させる。5)義歯洗浄剤を使用は軟質リラインの硬度を増加させる。6)下顎残存歯は軟質リラインの硬度を増加させる。
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