歯周病により失われた歯周組織を効率的に再生させるべく 新たな歯周組織再生療法が望まれている。そこで本研究では, Bone morphogenetic protein (BMP)-9を用いた歯周組織再生療法に関する基礎的研究を行った。その結果、1. リコンビナント(rh)BMP-9はrhBMP-2と比較してヒト由来歯根膜線維芽細胞の骨芽細胞様分化を強力に促進すること。2. ラット頭蓋骨欠損モデルにおいてrhBMP-9/吸収性コラーゲンスポンジ(ACS)はrhBMP-2/ACSと術後8週において同等の骨形成能を示し、かつ脂肪組織が少ない既存骨に近い骨が形成されることが示された。
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