口腔扁平苔癬(OLP)のヘルパーT (Th)1、Th2に加えて、近年自己免疫疾患や慢性炎症疾患において病態形成との関連が報告されているTh17や制御性T細胞(Treg)に注目し、それらのThサブセットについても検索を行った。 OLP患者は健常者と比較して、Th1、Th2およびTh17タイプの関連分子の発現が亢進していた。IL-23は角化亢進が著明な基底層に加え上皮全層および上皮直下のリンパ球に発現の亢進を認めた。またTh2タイプのIL-33は粘膜基底層に発現を認めた。またTh2関連分子であるTSLPの同定を行い、粘膜基底層に発現を認めた。その成果を論文発表するに至った。
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