研究実績の概要 |
平成27年度はBRONJ発生リスクと免疫機能の関連性の検討を行う計画であり、まずBRONJ発生リスクの異なるモデルマウスの作成を行う予定であった。本研究で使用するBRONJ発生リスクの異なる4種類のモデルマウス(ステロイド性骨粗鬆症+BP、閉経後骨粗鬆症BP、BP、生理食塩水)は過去の方法(Kikuiri et. al., J Bone Miner Res. 2008, Yamane et. al., Bone., 2009)に準じて作成する予定であり、このモデルマウスは研究協力者によりすでに確立されたものがあるため、そのマウスと本研究とのすり合わせを行った。また、各マウスの免疫機能の検討を行う予定であり、1)免疫組織化学染色法を用いたDcの組織内局在の検討:マウスから摘出したリンパ節、胸腺、脾臓、大腿骨骨髄におけるDCの局在を確認し、安定した細胞数の培養系を確立する。2)末梢血からのDC調製法の確立:末梢血からDCを調製し、安定した細胞数の培養系を確立する。 以上の計画であった。DCの局在を調べるためのマーカーとして、MHC Class Ⅱ、CD11c、CD205を用いて染色を行っている。 論文発表としては、臨床に関連したものとして英語論文2報、日本語論文1報掲載された。
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