頭蓋骨欠損モデルの動物実験では、その骨形成量はscaffold<hBMCの上清+scaffold<hBMCの上清(10X) +scaffold<hBMC+scaffoldの順となった.この結果から間葉系細胞を移植することによる骨再生医療は持続的な成長因子が必要とされる移植床に限定されることになると思われる. Recipient側の骨組織欠損の病態(全身状態、年齢、母床条件等)により、hybird型人工骨に加える因子を組み替え、骨組織の必要性に応じて、scaffoldに培養上清のみを、または濃縮培養上清を、さらにhBMCを添加するなどが考えられた.
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