センチネルリンパ節生検対象症例であるcStage1-2の口腔癌患者のリンパ節および原発組織を用いて検討を行った。非センチネルリンパ節に比較しFoxp3やCD68およびCD163がセンチネルリンパ節において発現量の亢進が認められ、VEGF-Cもセンチネルリンパ節においてより発現量の亢進が認められた。また、原発組織の検討においては、PDL1の発現は、転移陰性症例に対し転移陽性症例で発現量の亢進が認められた。術前血清を用いた予後予測因子バイオマーカーの探索では、DFS において IL-6 , IL-8 の 2 つのサイトカインが予後予測因子としてのバイオマーカーとなりえる可能性が示唆された。
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