二次口蓋癒合時のTGF-βシグナル伝達において,未だ明らかとなっていないTGF-βとBMPs との cross talk について解明することを目的とし研究を行った。その結果,Control群では、72時間後の二次口蓋は癒合していたが、inhibitor 添加群において癒合不全を生じていた。また、Inhibitor添加群では、control群と比較し、p-Smad2/3の発現は約90%減少し、一方p-Smad1およびp-Smad5についてもそれぞれ約40%減少していた。以上の結果から,二次口蓋癒合時においてはTGF-βと BMPs との cross talk が行われている可能性が示唆された。
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