研究課題
基盤研究(C)
ラミニン-5と基底膜分子の受容体の1つであるインテグリンβ1に異常が生じることで、上皮内の増殖因子であるShhの発現に異常が見られ始め、その影響が①間葉組織のPax9さらにはLef1の発現に影響を与えるため歯胚の形態形成が進行しなくなること、②直接的に作用してエナメル芽細胞の極性を失われることで歯胚の形態形成を停滞させた可能性が示唆された。また、インテグリンシグナルを介してエナメル芽細胞の極性形成が誘導されることから、EL/seaではその機能が十分に働かない可能性も考えられた。
小児歯科学