47名の切迫早産妊婦、48名の正常妊娠妊婦を被験者とした。早産であった妊婦からは、口腔内からP. gingivalisが高頻度で検出された。また、出産後の胎盤を解析し、歯周病原細菌が胎盤から検出されるかどうかを検討した。その結果、切迫早産であった妊婦の胎盤からは、正常妊娠の妊婦の胎盤と比較してF. nucleatumが有意に多く検出された。 Slc:ICR雌マウスの妊娠1日目からP. gingivalisを静脈注射にて毎日投与した菌血症モデル群および妊娠15日目に1回のみ投与した群では、妊娠1日目から毎日生理食塩水を静脈注射した対照群と比較して有意に低い仔の出生体重となった。
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