研究成果の概要 |
通常、マクロファージは歯周病細菌であるP. gingivalisのLPSとIFN-γで刺激するとM1(炎症性)細胞の表現型を示すが、Spry2の抑制により、低分子量Gタンパク質Rac1の活性化を介してefferocytosis (アポトーシス細胞の認識と除去) が促進され、IL-10やbFGF, EGF, VEGF, PDGF等の成長因子を産生するM2(抗炎症性)細胞型に分化誘導されること、さらに、PI3K,AKTの活性化を介してIκBの分解とNF-κBの活性化が抑制されることにより、M1細胞型への分化が抑制されることを解明した。
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