研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,慢性歯周炎に罹患した患者において,歯周基本治療を行い,歯周組織の改善が血中レプチン濃度の変化とともに脳活性に影響するかを検討する。歯周基本治療により,有意な歯周組織の改善,fMRI撮影では,高次脳機能の賦活を認めた。慢性歯周炎に起因する不快刺激が作業記憶をはじめとする課題遂行に必要な高次脳機能を阻害していたが,歯周基本治療により不快刺激が取り除かれ背外側前頭前野の本来の賦活が回復したものと考えられた。
歯周疾患