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2014 年度 実施状況報告書

臨床倫理における看護師の役割と支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26463222
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宮脇 美保子  慶應義塾大学, 看護学部, 教授 (10263493)

研究分担者 宮林 郁子  福岡大学, 医学部, 教授 (40294334)
酒見 隆信  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (30150410)
平野 蘭子  慶應義塾大学, 看護学部, 助教 (40513271)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード臨床倫理 / 看護師の役割 / 支援システム
研究実績の概要

平成26年度の研究実績は次の通りである。

1.文献検討の結果、看護師は日常診療で経験する倫理的問題について、関係する人々の価値観を尊重しつつ、患者にとっての最善の対応を検討することの必要性を認識していた。しかし、それと同時に臨床現場の展開するスピードの速さや複雑さに戸惑うことも多く、倫理的調整の重要性を理解していてもタイムリーに介入できなかったり倫理的問題に対応するための効果的な方法を模索していることがわかった。

2.海外施設の視察は、日程の調整がつかず今年度は実現できなかったが、フランスから来日された哲学・倫理学者数名とともに「ケアの倫理」に関する倫理セミナーを開催した。セミナーでは、日仏の比較とともに、人間がもつ「脆弱さ」や「レジリエンス」といった概念について議論し理解を深めることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究目的に関する初年度(平成26年度)の達成度がやや遅れている理由として、計画していた海外視察が実行できなかったことがあげられる。これは、予定していた訪問施設と研究代表者および研究分担者との日程を調整することが困難だったためであり、これは次年度の課題として早期に日程を調整し実行する。その他、資料収集は順調に進んでおり、現在はその分析を進め、次年度実施するインタビュー調査に反映できるよう計画しているところである。また、インタビュー調査に関する研究倫理に関しては、研究倫理委員会の審査を受け承認を得た。

今後の研究の推進方策

平成27年度は、インタビューを通したデータ分析及び収集した資料を踏まえて考察していく。前年度の課題として残っている海外施設の視察による情報収集および意見交換を行う。

次年度使用額が生じた理由

平成26年度に計画していたが、日程調整が困難なため実行に至らなかった海外施設の視察を次年度に延期したため差額が生じた。

次年度使用額の使用計画

次年度は、米国の医療施設を訪問することを計画しており、現在日程を調整中である。
次年度との使用差額は、海外施設および学会参加の旅費にあてる予定である。

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公開日: 2016-05-27  

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