研究課題/領域番号 |
26463235
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
定廣 和香子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (60299899)
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研究分担者 |
舟島 なをみ 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00229098)
松田 安弘 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (10290545)
中山 登志子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (60415560)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | ファカルティ・ディベロップメント / 医療事故防止 / 看護学実習 |
研究実績の概要 |
平成27年度に完成した「実習安全のための教授活動自己評価尺度-看護学教員用-」を日本看護教育学学会第26回学術集会にて発表した。また、試行版作成時の調査データを分析し、医療事故防止対策の質の高い教員特性の関係性を重回帰分析により検討した。この結果は、Sigma Theta Tau International第28回国際大会(アイルランド:ダブリン)に投稿し、採択された。(平成29年度に発表予定)。さらに「実習安全のための教授活動自己評価尺度-看護学教員用-」を活用したFDプログラムの開発に向け、下記の研究目的・目標を設定し、研究計画・プログラム立案を実施した。 研究目的:実習中の医療事故防止対策を強化することを意図した実習安全FDプログラムを開発する。 研究目標:①実習中の医療事故防止に向けた教授活動の実態調査と文献検討を通して「実習安全に向けた教授活動自己評価尺度-看護学教員用-」の活用を中核に据えた実習安全FDプログラムを立案する。 ②実習安全FDプログラムを複数の看護系大学・専門学校を対象に実施し、その有効性を「実習安全に向けた教授活動自己評価尺度-看護学教員用-」を用いて検討する。 現在目標①までが終了し、実習安全FDプログラム案「実習安全対策強化研修」を作成した。また、作成した「実習安全対策強化研修」について、複数回、看護教育学に精通した研究者による検討会議を通して、研修内容の妥当性を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究として、FD研修を実施するという研究デザインをはじめて採用しているため、パイロットスタディおよび再テスト法を含む効果検証に際しての倫理的配慮について、検討を重ねる必要性が生じた。看護教育学の専門家による検討会議を通して、ほぼ方針が確定し、倫理申請を準備中であるが、当初計画にやや遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
研修終了後の効果検証に向けた2回目の調査は、実習指導後を想定しているため、研修実施期間を慎重に決定する必要がある。しかし、当初計画を余裕を持って立案したため、研究期間内に成果は産出できるみこみである。特に効果検証の対象となるデータに対しては、統計学的な検討に加え、質的データの分析を併用することとし、教員特性を問う質問紙に研修を質的に評価するためのデータとなる自由記載による質問項目を設定することとした。
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次年度使用額が生じた理由 |
FD研修実施およびデータ収集についての研究計画を次年度に実施することとしたため、研修実施のための往復旅費および質問紙回収・データ入力経費を次年度に繰り越した。
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次年度使用額の使用計画 |
FD研修を3から5回実施するための旅費・質問紙回収・データ入力に使用予定である。
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