研究課題/領域番号 |
26463246
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
グレッグ 美鈴 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60326105)
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研究分担者 |
脇坂 豊美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (50315321)
林 千冬 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60272267)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 新卒看護師 / 自己主導型学習 / プログラム開発 |
研究実績の概要 |
平成28年度の検討会(研究ミーティング)で開発した自己主導型学習を促すプログラムを実施した。プログラム実施病院がこれまで実施していたシミュレーション研修に自己主導型学習の要素を組み入れたものとするために、研修担当者と具体的なプログラムの実施について話し合いを行った。その結果、自己主導型学習に関する講義とグループワーク半日、学習契約に沿った学習約1ヶ月、シミュレーション研修半日のプログラムを決定し、実施した。学習契約を作成し、シミュレーションを実施する状況は、精査目的で入院中にトイレで出血・意識喪失した患者の看護と糖尿病で教育入院中に心窩部を訴える患者の看護の2事例とした。プログラムには、新卒看護師22名が参加し、18名が研究協力に同意した。 プログラムの評価は、質問紙調査と学習契約の分析、研修担当者(2名)のフォーカスグループインタビューにより実施した。質問紙の結果では、事例についての自分の学習ニーズの診断、到達目標の設定、学習に必要な人的・物理的資源の特定が困難であったことが明らかとなった。新卒看護師が自分の学習ニーズの診断をするために、何らかの働きかけが必要である。学習契約の分析では、学習内容は疾患に関することが多く、書籍を読むのみの学習方法が多かった。エビデンスの評価の意味が理解できていない記述もあった。 研修担当者のインタビューからは、学習契約の実施によりグループワークが活発化した一方で、学習契約は学ぶために使うというより、提出する課題の1つとなり、学びの促進に結びつかない場合も少なくなかったことが明らかとなった。また学習契約を活用できた看護師は、日々の仕事の中でもしっかり学んでいる看護師であり、学習方法がある程度、身についている看護師にとっては、学習契約が学びの促進に役立ったと考えられる。
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