この研究の目的は、医療機関において看護師を対象に提供されている院内研修の質改善に向けて、研修を評価するためのモデルを開発することである。研修の評価は、研修のデザイン、過程、成果の3側面から評価する必要があることを前提に、研修のデザインを評価するための「研修デザイン評価スケール」を作成し、調査を経て信頼性と妥当性を検証した。すでに開発している「研修過程評価スケール」と「研修デザイン評価スケール」を用いた研修のデザイン、過程の評価と研修の目標達成度に基づく成果の評価により、研修を総合的に評価する方法を提示する院内研修評価モデルを考案した。
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