本研究は、総合周産期母子医療センターにおける施設計画指針の基盤を構築することを目的として、全国の周産期センターのセンター長および看護管理者に対し、ヒアリングおよび質問紙調査を行った。 その結果、現在の診療報酬制度による施設基準のうち、MFICUのバイオクリーンルームの必要性は高くないことや、NICUの床面積は7㎡では不足していることが示唆され、計画指針としては検討が必要であることが明らかとなった。また周産期センター内の部門配置指針に関しては、分娩室とMFICU、NICU、産科病棟、手術室が優先的に隣接配置することが必要であることが示唆された。
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