• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

継続教育におけるAdvancedOSCEを用いた看護実践能力評価プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26463290
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

滝下 幸栄  京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (10259434)

研究分担者 岩脇 陽子  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80259431)
松岡 知子  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90290220)
山本 容子  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00321068)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードOSCE / 看護実践能力 / 看護基礎教育 / 看護継続教育 / 教育評価
研究実績の概要

看護実践能力を適正に評価することができるOSCEの開発を目的として、今年度は、昨年度策定した臨床看護アドバンスOSCE評価体系表を用いて、プレラダーレベルのOSCEの実施と信頼性の検討、プログラム評価の質問紙調査を行った。OSCE評価者間の評価一致率は、90.2~93.5%であった。OSCE評価体系表別の評価では、医療安全管理行動、患者観察行動、患者安楽への配慮行動、、感染予防行動の項目で評価点が低い傾向であった。また、受験者の自己評価との差異も見られた。OSCEシナリオ設定に依拠するものか、受験者の看護実践能力の適正な評価結果によるもの検討の必要性が示唆された。
また、プログラム評価では、プレラダーOSCE受験者52名(有効回答率100%)に調査した結果、OSCE課題設定時間は、82.7%が適当としていた。課題の難易度では、58.8%が適正としており、35.8%がやや難しかったとしていた。この結果をうけて、他のラダーレベルのOSCEプログラム評価を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成27年度の目標は、臨床看護アドバンスOSCE評価体系表に小児看護、精神看護、手術室看護の特殊分野の評価対象項目を加えることであった。当該教育担当者への聞き取り結果をもとにしたプログラムによるOSCEの実施ができなかったため、来期に実施する予定である。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、臨床看護アドバンスOSCEプログラムによるOSCEの実施(小児看護、精神看護、手術室看護)と評価、修正を行う。また、アドバンスOSCE実施・運営マニュアルの作成と関係機関への配布と評価を行う。関連学会での発表と報告書の作成を行う。

次年度使用額が生じた理由

平成27年度は、既存の物品を用いての調査とOSCEの実施であったため、当初の予定よりも少額となった。OSCEプログラムの展開やマニュアル作成に向け、平成28年度は人件費や物品費が必要となる予定である。また、学会参加費や旅費等も必要となる。

次年度使用額の使用計画

OSCEプログラム展開用のビデオカメラと液晶プロジェクターの購入並びに関連資料の整理とマニュアル作成の人件費、学会参加費を計上予定である。

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi