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2016 年度 実施状況報告書

継続教育におけるAdvancedOSCEを用いた看護実践能力評価プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26463290
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

滝下 幸栄  京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (10259434)

研究分担者 岩脇 陽子  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80259431)
松岡 知子  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90290220)
山本 容子  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00321068)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードOSCE / 看護実践能力 / 看護基礎教育 / 看護継続教育 / 教育評価
研究実績の概要

看護実践能力を適正に評価することのできるOSCEプログラムの開発を目的として、今年度は臨床看護アドバンスOSCE評価体系表を用いて、臨床ラダーレベルごとのOSCEの実施とプログラムの評価、信頼性の検討を行う予定であったが、実施日程等の都合により、プレラダーレベルOSCEのみの実施となった。よって、研究期間を1年延長し、来期に実施することになった。
プレラダーレベルのOSCEでは、臨床状況に即した新しいシナリオと評価を重視した運営デザインで実施した。平均得点率は、70.3±10.2%であり、課題の完遂率は93.4%であり、適正な難易度であることが明らかとなった。コミュニケーションや共感的な態度など高い評価を得る一方で、医療安全管理、感染管理行動、患者観察行動、実施技術の正確性、患者の安楽への配慮行動が低い傾向は変わらなかった。これらの基盤となる技術の習熟を促す必要性が示唆された。またOSCE後のリフレクションでは、OSCE模範例動画の視聴による意見交換に効果が見られ、自己の弱みと強みの明確化ができたとの見解が多く見られた。
臨床ラダーレベルは、既存のプログラムで実施された。ラダーレベル1の完遂率が低く、受講生が評価を受ける機会が制約されている状況が明らかとなった。また、患者の安楽性への配慮項目で実施率が低い傾向が見られていた。これらの結果を受けて、来期は臨床ラダーレベルのプログラムの検証と開発を行い、効果的なOSCE設計の視点を明らかとする

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

プレラダーレベルのOSCEプログラムの開発はできたが、臨床ラダーレベルのプログラム検証が、今期できなかったため、来期に実施する予定である。

今後の研究の推進方策

臨床ラダーレベルにおけるOSCEプログラムの検証と開発を行う.

次年度使用額が生じた理由

平成28年度は、臨床ラダーレベルのOSCEの検証ができなかったことに加え既存の設備と物品を用いての研究展開となったため、予算の使用が少額となった。来期は、プログラム開発とマニュアル作成に向け、人件費及び物品費、学会参加費、旅費等が必要となる予定である

次年度使用額の使用計画

OSCEプログラム展開用の撮影機器とデータ整理の人件費、学会参加費、旅費等を計上予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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