研究課題/領域番号 |
26463291
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
志田 京子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (20581763)
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研究分担者 |
撫養 真紀子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (60611423)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 倫理的成熟 / 組織文化 / 情動知能 / 専門的自律性 |
研究実績の概要 |
平成27年初頭までの研究経過について、タイ王国のマヒドン大学のシリラート校、ラマティボディ校を訪問し、ファカルティおよび学生に対しポスターおよび口頭でプレゼンテーションを行い、研究協力を呼びかけた(2015年 4月26日~5月1日)。 2015年7月23日よりプエルトリコで開催された第26回Sigma Theta Tau International Research Congressにおいて、本研究内容である、The effects of Professional Autonomy on Employees' Perception of Ethical Climate and Job Satisfaction というテーマで示説発表を実施した。 2016年2月より臨床での倫理教育活動の一環としてA県の中小規模病院にてスタッフが実施する倫理教育研修にスーパーバイザーとして介入している。この介入計画は1年間の予定のアクションリサーチである。 2016年3月24日より3月31日までハワイ大学看護学部でのシュミレーションシステムを用いた倫理教育の実際を視察、ホスピスハワイという民間ホームケア施設でのケースカンファに参加し、ターミナルケアを実践する上での倫理的ジレンマについての討議を視察した。また、2016年度ではクイーンズメディカルホスピタルで倫理調整に従事しているソーシャルワーカーとコンタクトをとり、看護職の倫理的成熟のためのトレーニングプログラムについてスカイプでの討議を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画の立案がやや遅延しており、2016年前期に倫理審査を受け、実施する予定である。遅延している理由は、海外での研究協力施設や協力者が得られないことである。そこで研究対象を日本のみとし、倫理的成熟段階を明らかにすることを目標とした研究計画に変更し、次年度以降で国際比較に関する研究を実施することを検討中である。
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今後の研究の推進方策 |
継続してマヒドン大学およびハワイ大学への国際比較に関する協力施設の探索を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)次年度使用額が生じた理由として、研究打ち合わせを旅費をかけず、スカイプ通信にしたこと、打ち合わせ目的の海外出張が学事のためキャンセルになったためである。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度にできなかった打ち合わせを平成28年度に実施予定であること、平成28年度の学会発表の費用計上ができていなかったためその補填に充てること、ホームページ開設の費用計上に充てることを計画している。
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