研究課題/領域番号 |
26463291
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
志田 京子 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (20581763)
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研究分担者 |
撫養 真紀子 大阪府立大学, 看護学研究科, 准教授 (60611423)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 倫理調整 / 看護管理者 / 他職種連携チーム |
研究実績の概要 |
2016年3月24日~3月31日までのハワイ大学看護学部でのシュミレーションセンター視察研修で得られた知見をもとに、大学院看護倫理学の授業において倫理調整のシュミレーション演習を実施した(参加者25名)。 2017年3月23日~3月31日まで、AAPINA(Asian American Pacific Islander Nursing学会に出席し、看護管理者の倫理性に関する認識についての研究報告を示説発表した(タイトル:Japanese Nurse Administrators' Perception pertaining to Necessity of Managerial Competencies)。研究要旨としては、看護管理者の倫理的素養に関する必要性は、施設ごと(病院、介護施設、訪問看護ステーション)で違いが見られたこと、認定看護管理者であるか否かで違いが見られたことであった。 在宅ホスピスケア事業所およびナーシングホームの視察を実施した。在宅ホスピスケアではチームカンファレンスに参加し、「麻薬にて疼痛コントロールをする利用者の運転をどこまで許容すべきか」「患者本人が延命を望んでいるが、妻がもう積極的治療は必要ないのではないかと思っている場合の関わり方」といった倫理的なテーマについて看護師、医師、ソーシャルワーカー、遺族ケアコーディネーター、神父らが出席し討議を行っていることがわかった。 看護管理教育向けテキストの執筆にあたり、看護倫理に関する知見をまとめ記載した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究において倫理的成熟度に関する国際比較研究が実施されていないため。
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今後の研究の推進方策 |
在宅訪問看護師を対象とした倫理的成熟度に関する国際比較を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
国際比較研究のための渡航費および研究実施のための質問紙印刷、郵送費を計上する必要があることと、事務処理を担当する事務員の雇用が必要であること。
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次年度使用額の使用計画 |
4月~翌年3月 年間を通じた事務員の雇用を行う。7月~9月 質問紙印刷、郵送。9月~10月 研究打ち合わせのため渡航の予定。
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