研究実績の概要 |
(1)病院施設の看護部門管理者と経営部門管理者(事務長)の間で看護管理者に求められる能力についての認識の違いについて、看護管理者と病院長の間での認識の違いについてそれぞれA自治体を対象として調査を実施し、それぞれの結果をInternational Nursing Research Conference(Bangkok,2017, Oct)と28th Sigma Theta Tau International Research Congress (Dublin, 2017, July) で発表した。研究要旨は、全国調査においては、看護管理者の倫理的原則の理解への期待の高さは看護部門管理者および経営部門管理者の間で相関関係を認めた(n=67, r=.318)。一方A自治体での調査では相関関係は認めなかった(n=72)。 (2)上記研究成果は平成30年6月3日に開催した「看護経営システム研究所 研究発表会」で発表し、研究員および大学院学生と共有した。 (3)米国ハワイ州の在宅ホスピス事業所の経営者とともにアメリカの在宅ホスピスの現状と倫理的課題についての授業プログラム「Changing End-of Life Care:Creating a Cultural Shift」を作成し、平成30年5月22日にスカイプを通じて院生25名に対し英語で実施した。学生の反応は満足度は5段階評価で平均4.8であった。 (4)今後は在宅ケアに従事する看護職の倫理教育をどのように実施していくかに焦点をあてた教育プログラムをともに作成していく予定である。
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