生涯療養が必要な糖尿病患者は、療養の際に生じる物事の見方(認知)に偏りがあり、その認知が療養の負担感に影響することがわかっている。そこで本研究では、心理の専門家ではない看護師が、認知の変容を組み入れたケアを実践できることを目指した看護師教育プログラムを作成し、その効果を検証することを目的とした。 プログラムは、2レベル4ステップからなり、知るから体験そして活用へと繋がるように内容や方法を工夫した。プログラム参加者によるアンケートでは、効果的な内容・方法であるという評価が得られ、糖尿病看護に認知の変容を組み込むことの効果を実感しており、本研究の成果が示された。
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