研究課題/領域番号 |
26463332
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研究機関 | 関西看護医療大学 |
研究代表者 |
神谷 千鶴 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (80361236)
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研究分担者 |
江川 隆子 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (40193990)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | かゆみ / 看護診断 / 掻痒感 / 透析 / 看護 |
研究実績の概要 |
かゆみ(掻痒感)についての看護診断開発のための基礎となる縦断研究の結果について分析をした。各地で行ったデータ入力と不足データの情報収集のため、研究協力者との面接を行った。研究が進んでいない施設に対して協力を申し出たが、看護師の都合がつかず、実施に至っていない。 概念分析について透析患者のかゆみのメカニズム(病態・治療)について検討を行った。医学的な文献では、治療法が確立されて来たり、原因が明らかになってきたり進歩が多い。看護の領域での原著論文は増えていないが、医師と共同してチームで関わっている施設の研究報告が見られた。概念分析のもととなるわが国での透析患者のかゆみに対する文献検討について、2016年5月開催のNANDA-Iの会議で発表する予定である。引き続き文献抄読会を共同研究者と行いながら、DCVモデルでの検証に向けて協議していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献検討は日本文献にとどまっており、海外文献まで至っていないため。 看護診断開発のための検証研究のもととなる、縦断研究のデータ分析に時間がかかっているため。
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今後の研究の推進方策 |
概念分析について文献抄読会を勧め、海外文献を含め概念分析の方法に基づいた検討を行っていく。 臨床の研究協力者の意見を聴きながら、元の縦断研究のデータ分析を進めていく。DCVモデルの実施に向けて研究協力者の選定を行い、準備ができ次第調査を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
国内での調査研究が遅れているため、次年度に持ち越しとなったこと。国際学会での発表準備が遅れたため、翻訳料等が次年度に持ち越しとなった。
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次年度使用額の使用計画 |
国内での調査旅費 20万円、書籍・文献代 5万円 国際学会発表用、翻訳料・英文校正、発表原稿校正として謝金 10万円
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