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2016 年度 実施状況報告書

造血幹細胞移植を受ける患者のQOLと知識、学習性無力感、自己効力感との関係の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26463337
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

鈴木 美穂  公益財団法人がん研究会, 有明病院 看護部, 副部長 (70645712)

研究分担者 岩瀬 哲  東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (60372372)
篠原 明仁  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70579713)
山本 則子  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90280924)
山花 令子  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (40642012)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードQOL / 造血幹細胞移植 / 自己効力感 / 学習性無力感
研究実績の概要

本研究は、同種造血幹細胞移植(移植)を受ける患者の生活の質(QOL)の向上に資する看護支援のあり方を検討するために、移植を受ける患者のQOLと①患者が移植に関して持つ知識や情報ニーズ及び②学習性無力感、③自己効力感との関連を移植前から移植後への変化を含めて検討することを目的としている。
平成26年度(1年目)は、国内外の文献検討により、同種造血幹細胞移植の適応となる血液疾患やその他の悪性疾患を持つ患者におけるQOLやその関連因子についての過去の知見を、移植患者におけるその特徴を移植の時期や病期、治療過程を整理・吟味した。移植前の知識やニーズの充足と移植中や移植後のQOLの関連を明らかにしたものはほとんどなく、本研究の意義が確認できた。
平成27年度(2年目)は1年目の文献検討の結果を踏まえて、研究班で研究デザインを再検討した。当初横断的に調査する予定であったが、移植前(前処置開始前)から生着時、移植後100日目まで、患者の主観的評価を前向きに縦断的に調査することにした。また、研究代表者の異動があり、研究体制の整備や研究協力施設の確保に時間を費やした。
平成28年度(3年目)は各協力施設の研究倫理審査の承認を得るために時間を費やしたが、データ収集を開始した。
平成29年度(4年目)は引き続きデータ収集を実施するが、予想以上に対象者が少なく、脱落する対象者も多いため、目標数の再検討を行い、分析を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

1年目からの計画の遅れに加え、2年目には研究代表者の施設異動があり、研究体制の整備や研究協力施設の確保に時間を費やした。3年目は調査を開始したが、予想以上に対象者が少なく、脱落する対象者も多いため、非常に遅れている。

今後の研究の推進方策

データ収集を継続するとともに、Preliminary analysisを行い、目標数の再検討を行う。研究テーマの考察を深めるための文献検討や学会参加を継続する。

次年度使用額が生じた理由

予定した進度より非常に遅れているため、予定費用が次年度に繰り越しとなった。

次年度使用額の使用計画

調査費用(調査票の郵送費、研究参加者への謝品、データ収集施設までの交通費、データ入力費)、データ管理のためのスタンドアローンのパソコン、データ分析のための統計ソフトウェア(物品費)として使用する。また、学会参加費用・旅費を計上する。

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公開日: 2018-01-16  

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