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2016 年度 実績報告書

二分脊椎児者のセクシャル/リプロダクティブヘルス/ライツ教育の実践と評価

研究課題

研究課題/領域番号 26463345
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

小野 敏子  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (20279631)

研究分担者 足立 久子  岐阜大学, 医学部, 教授 (00231936)
野田 洋子  摂南大学, 看護学部, 教授 (10095953) [辞退]
道木 恭子  帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 講師 (60602480)
土居 悦子  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (30725982)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード二分脊椎男性 / 性 / 性機能 / 性への関心 / 家族
研究実績の概要

思春期~性成熟期にある二分脊椎児者のセクシャル/リプロダクティブヘルス/ライツケアに関して教材開発を行い、効果的な支援のあり方を探求することを目的とした。思春期から成人前期(中学生から40歳)の二分脊椎男性およびその家族500名を対象とした。平成28年8月~12月に郵送法による無記名自記式質問紙調査を実施した。調査項目は、本人には、体と心の変化、性機能、性行動、性への関心、性に関する情報であり、家族には、思春期の体と心の変化、性に関する経験、性についての気がかりなどであった。分析は記述統計を用いた。また、自由記載は、質的に分析した。
結果:本人は70名(14%)家族は有効回答76名(15.2%)、母親72名(94.7%)、父親4名(5.3%)であった。本人の年代は10~30代、診断名は開放性脊髄髄膜瘤、閉鎖性脊髄髄膜瘤、脊髄脂肪腫などであった。本人の性機能・性行動については、性に関心あり44名(62.9%)、勃起あり43名(61.4%)、射精あり34名(48.6%)、セックス経験あり15名(21.4%)であった。性について得たい情報は、セックス、マスターベーション、恋愛であった。また、性に関する悩みを相談する22名(30.6%)、相談しない40名(55.6%)で、相談しない理由は、恥ずかしい、ばれたくない、相談しにくいなどであった。家族の子どもの性に関する気がかりがあるは55名(72.4%)、ない20名(28.8%)、無回答1名(1.3%)であり、内容は、結婚22名(42.3%)、子どもが持てるか15名(28.8%)、恋愛(37.0%)などであった。背印ついて知りたい音や教えてほしいことがある23名(30.3%)、ない42名(55.3%)、無回答11名(14.5%)であった。内容は性機能12名(52.5%)が最多であった。性については子どもが考えるという意見もあった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] 二分脊椎男性の性と生殖に関する情報提供のあり方2017

    • 著者名/発表者名
      笠井久美、小野敏子、道木恭子、土居悦子
    • 雑誌名

      思春期学

      巻: 35 号: 1 ページ: 152-158

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2018-01-16   更新日: 2023-09-13  

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