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2018 年度 実績報告書

脳血管疾患患者の移乗時見守りから自立へのプロセスを支援するケアプロトコルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26463347
研究機関新潟県立看護大学

研究代表者

高柳 智子  新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (90313759)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード脳卒中 / リハビリテーション看護 / 移乗 / 見守り
研究実績の概要

脳血管疾患患者のベッド・車椅子間の移乗時見守りから自立へのプロセスを支援するケアプロトコル開発に向け、最終年度は平成29年度に実施したベッド・車椅子間移乗に伴う布団操作の指導状況に関する実態調査の分析を進めた。
掛け布団の枚数が多くなる冬期間に、比較的気温の低い東日本を中心とした回復期リハビリテーション病棟902病棟でリーダー業務を担う看護師を対象に質問紙調査を行い、有効回答290名(有効回答率32.2%)であった。「布団かけ・布団はぎの両方とも指導していない」と回答した看護師が約半数を占め、指導していない理由としては、当該病棟の入院患者のADLレベルにより指導する必要がないことが最多であった。次いで、布団操作自立支援に対する看護師の意識や人員不足も理由として挙げられていた。ベッド・車椅子間移乗に伴う布団操作の指導状況には、入院患者のADLレベルだけではなく、布団操作自立に対する看護師の意識も関係しており、移乗に伴う周辺動作として布団操作の自立にも目を向けていく重要性が示唆され、ケアプロトコルに取り入れることが適切と考えた。
移乗時見守りから自立へのプロセスの中で、転倒が発生することもありうる。以前の移乗時見守り解除後の追跡調査において、転倒を発生した患者が数名いたが、転倒後に見守りレベルへと自立度が差し戻しとなった事例はなかった。転倒した患者の移乗自立度をどのように判断し対応すべきかをケアプロトコルに反映していく必要があると考え、その計画に着手し、今後検討していく予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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