先行研究(がん化学療法を受けて吃逆を体験している患者の質的研究)をもとに「がん化学療法に伴う吃逆の身体・心理・社会的影響における実態調査」対象者は化学療法を行っているがん患者(がん種・病期は問わない)105名であった。結果、がん化学療法中の患者で吃逆を体験したことのある患者は105名中28名であった。性別は男性22名女性6名であった。がん種では、肺がん12名、血液疾患患者8名の順であった。吃逆を止めるために実施している対処行動は、息を止める・舌圧子で舌を引っ張る・驚かす・息を止める・水を飲むなどの古典的な対処を実施していた。しかし、吃逆を止めることはできなかった。
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