研究課題/領域番号 |
26463360
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研究機関 | 佐久大学 |
研究代表者 |
箕輪 千佳 佐久大学, 看護学部, 助教 (10520835)
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研究分担者 |
宮原 香里 佐久大学, 看護学部, 助教 (30520837)
二神 真理子 佐久大学, 看護学部, 助教 (70636381)
柳澤 佳代 佐久大学, 看護学部, 助手 (90711937)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 外来患者 / がん / 看護 / 自律訓練法 / リラクセーション |
研究実績の概要 |
国内外の文献で先行研究の検討を行い、外来通院中のがん患者が自宅で自律訓練法を用いた場合の睡眠への影響を評価する研究計画を立案し、研究施設にて医師や看護師、および採血を伴うため検査部と打ち合わせを重ね、研究における役割や活動の共通理解を深め、倫理的配慮について検討を重ね、研究計画の最終確認を行った。 また、携帯通信端末でのデータ収集に向け、システムを提供する業者との打ち合わせと調整、契約を行った。免疫機能の血液検査に向けて業者との打ち合わせを行い実施可能な研究計画として手順を確定していった。必要な時患者がどこでも自律訓練法ができるように、自律訓練法の動画「自律訓練法リラクセーションガイド」「自律訓練法リラクセーションガイド短縮版」の2編を作成し、Youtubeで公開した( http://youtu.be/KXkUVktqtIE、http://youtu.be/P8rtZQWPPzM )。 研究者所属大学の研究倫理委員会で承認されたが、予定していた2か所の研究施設より受け入れられなかったため、研究施設を変え、新たに研究者所属大学の研究倫理委員会で審査を受けている。 また、外来通院中のがん患者の心理的ストレスと睡眠状態について横断的実態調査をする目的で、研究倫理委員会の承認を経て調査を開始し順調にデータを収集している。質問紙は、HADS, EORTC QLQ-C30(使用承認済), 睡眠状態等に関する自作の調査票である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査研究については、倫理審査を経て研究を開始し、順調にデータを収集している。介入研究については、研究者所属大学の研究倫理委員会の承認を経たが、予定していた2か所の研究施設の理解が得られず、新たに別の研究施設と調整を行い、倫理審査が継続中である。
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今後の研究の推進方策 |
調査研究については、順調にデータが収集できているため、今後は購入した統計ソフトで計画通りに解析し公表する予定である。介入研究については、倫理性・研究の意義・実施可能性・研究の厳密性について、研究施設職員及び研究グループで充分検討しながら倫理審査で承認を得ていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査研究については順調にデータを収集しているが、介入研究について、研究者所属大学の倫理審査を経た後2か所の研究施設から受け入れられなかった。研究場所を新たに調整し倫理審査を受けているため、介入研究実施にかかる分の助成金の使用を見合わせている。
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次年度使用額の使用計画 |
介入研究実施のため、携帯通信端末によるシステム使用料、外注で免疫機能を測定するための血液検査料、研究参加謝礼、介入研究及び調査研究での調査票の回収のための郵送料、データ解析のための統計ソフトの購入、the 19th International Conference on Cancer Nursingへの参加費等に使用する計画である。
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