研究課題/領域番号 |
26463377
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
秋鹿 都子 島根大学, 医学部, 准教授 (90342279)
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研究分担者 |
山本 八千代 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (10295149)
宮城 由美子 福岡大学, 医学部, 教授 (20353170)
伊東 美佐江 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (00335754)
森山 美香 島根大学, 医学部, 講師 (50581378)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 食物アレルギー |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、食物アレルギーと診断された乳幼児(以下、食物アレルギー児)を養育する家族(以下、食物アレルギー児の家族)が、食物アレルギーに対する不安や育児ストレス、困難感等を克服し、疾患や治療に関する知識・技術を高め、これを家庭内外で実践する力を養う看護ケアの方法(食物アレルギー児の家族エンパワメントモデル)を開発することである。併せて本研究で開発した「食物アレルギー児の家族エンパワメントモデル」を実践する力を獲得する看護師教育の方法(看護師エンパワメント教育モデル)を開発することである。 H28年度は、前年度に引き続き、小児看護に従事する看護師を対象に、食物アレルギー児の家族に提供している看護支援と、食物アレルギーに対する認識について調査を行った。また、日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会認定の「小児アレルギーエデュケーター」である看護師を対象に、看護師が有すべき知識、技術、態度等についてインタビュー調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
看護師への質問紙調査は、中国5県の小児科クリニックに協力依頼を行ったが回収率が低く、十分な分析に至っていない。また、小児アレルギーエデュケーターへのインタビュー調査は協力者の確保に難渋しており、予定数に達していない。
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今後の研究の推進方策 |
看護師への質問紙調査と、小児アレルギーエデュケーターへのインタビュー調査の分析を早急に行い、H29年度中に看護ケアモデルと看護師教育モデルの作成を行う。研究期間をH30年度まで延長し、モデルの完成を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
看護師調査のデータ入力が完了していないこと、小児アレルギーエデュケーターへのインタビュー調査のテープ起こしが完了していないことから、人件費、学会発表のための旅費が予定よりも少ない執行額となった。
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次年度使用額の使用計画 |
人件費は、看護師調査のデータ入力と小児アレルギーエデュケーターへのインタビュー調査のテープ起こしを依頼中であり、現在見積もり中のものもあるため、予定通り使用する。
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