[目的]成熟期の女性において、妊娠出産が肥満の契機であることから、産後6ヶ月~1年の時期における適正体重、適正体脂肪率の維持を目的に、育児期女性の生活の場である自宅における体重・体脂肪率維持の支援策としてのプログラムを作成する。 [結果]これまでの産後1年における女性の自律神経活動とBMI、身体組成、日常の生活行動の実態調査から、産後の女性の実情に合った在宅での継続が可能な産後適正体重・体脂肪率維持の内容・方法を検討した。結果、産後の活動量から産後6~12か月を対象とすること、日常生活習慣や精神状態のコントロールのセルフケアによるプログラムを試作した。プレテストとして実施した。プレテストの対象は、48名で、プログラム実施群39名と未実施群19名で自律神経活動、心理状態、体組成、体重減少量などを比較した結果、いずれの項目においても差が認められなかった。プログラムの見直しと評価指標の検討が必要である。
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