炎症性腸疾患(IBD)患者のセクシュアリティ満足度指標を開発した.この指標は5因子(日常の相互作用,性的コミュニケーション,性行為の困難度,性行為への関心度,スキンシップの重視度)で構成された. さらに,主観的セクシュアルウェルビーイング(SSWB)の特徴を明らかにした.「あなたにとって性的で幸福で満足できる状態とはどのようなことですか」の自由回答を分析した.SSWBは7つのカテゴリ(性的欲求の満足,相互の思いやり,精神的安定,スキンシップの充実,身体的健康,良好なコミュニケーション,共に過ごすこと)があった.男女には相違があることなどが明らかになった.
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