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2014 年度 実施状況報告書

妊娠期の足趾形態変化と足趾把持トレーニングの関係

研究課題

研究課題/領域番号 26463397
研究機関関西福祉科学大学

研究代表者

武田 要  関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (20458409)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード妊婦 / 転倒 / 重心動揺計 / 姿勢制御 / 足趾筋力
研究実績の概要

本研究は、転倒歴と足趾機能、姿勢制御能力との関連性を明らかにすることを目的とする。研究は、平成26年度から27年度にかけて実験①妊娠期における足趾形状、姿勢制御能力と転倒との関連性を実施し、平成28年度においては実験②妊娠期での転倒予防に対する足趾把持トレーニングの効果検証とする。
平成26年度は、研究協力者が所属するよしかた産婦人科に受診している20~30代の妊婦42名を対象に以下の計測を行った。計測は、経時的変化を捉えるため妊娠末期に行う転倒調査を除き、各計測妊娠中期、末期の計2回行い、計測項目は、①フットプリンタによる足趾形状計測、②重心動揺計を用いた姿勢制御計測、③足趾筋力測定器を用いての足趾把持力測定、④アンケートによる妊娠期における転倒調査の4つ実施した。
妊娠末期では重心動揺計による矩形面積において前方矩形面積の有意な増加とIPS(姿勢安定度指標)の有意な低下がみられ前方に対する姿勢制御の低下が確認できた。また前方姿勢制御に関連するといわれる体重に対する足趾の相対筋力を見ると低下している傾向が確認できた。フットプリンタによる足趾形状計測については分析中であり、転倒調査については回収が20通となっており、継続して回収していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初平成26年度中に50名計測し、平成27年度50名計測の計画であった。
計測が6月末からスタートし、3月までの9か月で42名計測できていたことは、おおむね順調に進行していると思われる。

今後の研究の推進方策

平成27年度においても継続して妊娠期における足趾形状、姿勢制御能力と転倒との関連性の検証を行う。予定では、12月までに100名分計測し、実験②である1月からは妊娠期での転倒予防に対する足趾把持トレーニングの効果検証が進められるよう研究計画の調整を今年度前半で行っていく。

次年度使用額が生じた理由

当初、被験者数の増加を見越して前倒し請求をしたが、年度後半になって見込んでいた被験者数減少したため、さらなる計測に関する移動料金、謝礼が発生しなかった。
このため次年度使用額が生じていた。

次年度使用額の使用計画

次年度において、継続して残り被験者68名分計測する予定である。次年度使用額と残額合わせて使用する。使用用途は計測のための旅費と謝礼となる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The posture control capability analysis during pregnancy.2015

    • 著者名/発表者名
      Kaname Takeda
    • 学会等名
      the 9th World Congress of the ISPRM 2015
    • 発表場所
      Berlin
    • 年月日
      2015-06-19 – 2015-06-23

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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