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2016 年度 実施状況報告書

Bed Rest治療中ハイリスク妊婦の主体性を支援するためのケア実践モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26463400
研究機関帝京大学

研究代表者

山本 洋美  帝京大学, 福岡医療技術学部, 准教授 (50441572)

研究分担者 大池 美也子  九州大学, 医学研究院, 教授 (80284579)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード論文作成 / 海外ジャーナル / 投稿
研究実績の概要

本研究の目的は、Bed Rest治療中のハイリスク妊婦の主体性を支援するための「ケア実践モデル」の開発することである。前年度の結果から尺度の開発の継続とケア実践モデルを検討した。その結果、ケア実践モデルとして5つの因子で構成されていることが明らかとなった。その各因子から構成要素をみていくと第1因子は、パートナー、家族、他者との良好な関係を保ち切迫早産入院妊婦が主体的に快適な入院生活を過ごすことを目指すケアである【セルフケア能力を高めていくケア】であった。この第1因子の寄与率は約40%を占めていた。これはケア構成の約40%がセルフケアに該当していることを示しており、セルフケア能力を高めていくケアを中心としたケア項目による構成であるといえる。第2因子は、状況によって、ケアや処置、検査を適切に実施するとともに、妊婦の心理・社会的な状況によって看護職の態度や関係を変化させていくケアである【状況によって変化するケア】である。第3因子は、看護職が妊婦の現状を理解し、切迫早産入院妊婦がパートナーや家族をはじめとするサポート体制を把握したうえで、妊婦の思いや感情を含めた意思を尊重していくケアである【妊婦の意思を尊重していくケア】、第4因子は、妊婦とパートナーが現状を理解し、看護職が切迫早産入院妊婦の今後の生活について予測できる情報を提供していくことである【妊婦が今後の生活を予測していく情報に関するケア】、第5因治療や体位の工夫、入院生活を調整していく実践的ケアである【妊娠への実践的ケア】であった。このケア実践モデルの概念を柱としケア実践モデルを検討している。さらに、論文の作成を取り組んでおり、海外論文の投稿を検討中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

尺度開発の論文が作成していないため、いまだ、プログラムの開発までは至ってないため。

今後の研究の推進方策

尺度論文の作成後、項目を導き出し、その項目と関連する項目を重回帰分析を実施し、Bed Rest治療中のハイリスク妊婦の主体性を支援するための「ケア実践モデル」の開発するプログラムの開発を行う。

次年度使用額が生じた理由

本研究の目的は、BedRest治療中のハイリスク妊婦の主体性を支援するための「ケア実践モデル」を開発することである。そのために、前年度では尺度開発を行い、それをまとめるために、論文を作成し投稿していた。しかし、査読等でなかなか本文が作成できず、論文作成のための金額が次年度へ移行せざるを得なかった。

次年度使用額の使用計画

次年度では、外国のジャーナルへの投稿するための論文作成のける英文校正や投稿に使用する予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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