研究課題/領域番号 |
26463405
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小泉 仁子 筑波大学, 附属病院, 看護部長 (20292964)
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研究分担者 |
常盤 洋子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (10269334)
立石 彩美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (00514861)
山海 千保子 筑波大学, 附属病院, 副看護師長 (90438101)
川野 亜津子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10550733)
江守 陽子 筑波大学, 医学医療系(名誉教授), 名誉教授 (70114337) [辞退]
楠見 由里子 筑波大学, 附属病院, 助産師 (00382820)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 助産師 / ワークエンゲージメント / 高度周産期医療施設 |
研究実績の概要 |
総合周産期母子医療センターでは、ハイリスク妊娠分娩の管理と共に、快適な出産へのニーズがあり、助産師はストレスフルな環境にある。本研究は、日本の高度周産期医療施設に勤務する助産師のWork Engagement:WEの現状と影響する要因を明らかにすることを目的とした。 自記式アンケート調査を2016年に実施し、総合周産期母子医療センター36施設に勤務する助産師503名と、比較群として大学病院に勤務する看護師124名を分析対象とした。調査内容には、Utrecht Work Engagement Scale, Brief Job Stress Questionnaire, General Self-Efficacy Scaleを使用した。助産師と看護師の比較には、交互作用の調整のために強制投入法による重回帰分析を用いた。また、WEへの影響要因の分析にはmultiple regression analysis with stepwise methodを用いた。 助産師のWEは看護師と差はみられなかったが、助産師は看護師より「Meaningfulness of work」「成長の機会」「Work-self-balance(positive)」「自分の部署のQuality of Nursing and Midwiferyへの評価」は高く、「Role conflict」は低かった。助産師のWEに影響する個人的要因は「年齢が高いこと」「Self-efficacyの高さ」「パートナーがいること」、職務要因は「Meaningfulness of work」「Predictability」「Good physical environment」サポートの要因は「ロールモデルの存在」「医師からのサポート」であった。
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