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2014 年度 実施状況報告書

NICUに長期入院傾向がある子どもの退院調整と在宅医療支援体制のプロモート

研究課題

研究課題/領域番号 26463411
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

白坂 真紀  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40378443)

研究分担者 桑田 弘美  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70324316)
越田 繁樹  滋賀医科大学, 医学部, 特任講師 (70372547)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードNICU / 在宅医療 / 子ども / 家族
研究実績の概要

本研究ではNICUに長期入院傾向がある子どもの退院調整と在宅医療支援体制の整備を目指している。①NICUを退院した子どもと家族、②NICUで働く医療職者、③行政機関・支援施設の現状を調査・分析し、その課題を明らかにしたうえで、在宅医療の支援体制を強化することが目的である。現在、看護師と医師などNICUで働く医療職者へのインタビュー調査と分析に取り組んでいる。看護師は、身体的に厳しい状況にある子どもとその家族に対して愛情をもってかかわり、対象を中心とした看護を展開していた。在宅医療が必要な子どもを自宅に連れて帰り養育するという家族の意思と覚悟を慎重に確認していた。子どもが病院から自宅で生活できるよう支援するために自らの課題を認識し、病院と地域をつなぐ多職種間連携の要になる立場にあることを自覚していた。救命集中治療が中心であるNICUにおいては、長期入院児が在宅医療に移行する際に他施設を経由して自宅に帰る場合に、家族への育児や医療的ケアの指導についてそのあり方に戸惑いや困難に感じる様子がうかがえた。子どもの在宅医療体制については、訪問看護ステーション看護師との関わりをもつことなどから、以前に比べると整備されてきていることを感じていた。今後は、対象となる家族、行政機関、訪問看護ステーションなど在宅医療を支える支援施設などへの調査を行う予定である。地域においては、様々な職種メンバーで構成される会議(「小児および重度障害児・者の在宅医療・福祉を充実させるための、あり方連携をざっくばらんに話し合う会」)に参加し情報収集と意見交換を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

インタビュー調査の協力者が多数あり、データ収集と分析の時間を多く要しているため。

今後の研究の推進方策

今後は、対象となる家族、行政機関、訪問看護ステーションなど在宅医療を支える支援施設などへの調査を行う予定である。地域においては、様々な職種のメンバーで構成される会議(「小児および重度障害児・者の在宅医療・福祉を充実させるための、あり方連携をざっくばらんに話し合う会」)に参加し情報収集と意見交換を行っており、地域の小児在宅医療体制の整備に努めたい。

次年度使用額が生じた理由

インタビュー調査対象者のデータ収集中であるため。

次年度使用額の使用計画

データ収集後の音声データ書き起こし作業に使用するため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] NICUに長期入院傾向がある子どもの退院調整と在宅医療支援体制のプロモート2015

    • 著者名/発表者名
      白坂真紀、桑田弘美
    • 学会等名
      日本小児看護学会第25回学術集会
    • 発表場所
      東京ベイ幕張ホール
    • 年月日
      2015-07-25 – 2015-07-26
  • [学会発表] NICUに長期入院傾向がある子どもの退院調整と在宅医療支援体制のプロモートーNICU看護師の支援の実際ー2014

    • 著者名/発表者名
      白坂真紀、桑田弘美、越田繁樹
    • 学会等名
      第14回滋賀県新生児研究会
    • 発表場所
      滋賀医科大学医学部附属病院
    • 年月日
      2014-11-01

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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