研究課題
基盤研究(C)
我が国における小児がんの5年生存率は80%を超えるようになってきた.しかし,以前として小児がんは小児の死因の上位を占めており,小児がんの子どもをもつ親は強い危機状況に陥ることが知られている.近年,危機的状況からの立ち直りに関する要因として「レジリエンス」が注目を集めている.レジリエンスは不運な出来事に対して,自らの力によって克服し,その状況に適応するまで回復しようとうする力であり,個人と環境間での相互作用によって促進することが可能である.本研究では小児がんの子どもをもつ親の心理的側面に焦点を当て,レジリエンス促進に向けた看護支援モデル構築に向けた指針を得ることを目的として行われた.
小児看護学