研究課題/領域番号 |
26463434
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
石河 真紀 朝日大学, 保健医療学部, 講師 (40410782)
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研究分担者 |
仁尾 かおり 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (50392410) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 先天性心疾患 / 成人移行期 / 自立 / 自己開示 |
研究実績の概要 |
昨年度より継続して研究計画の見直しを行った。先行研究などから、成人移行期にある先天性心疾患患者の「疾患に関する自己開示のプロセス」と「自立に対する思いと行動」の関連、それらに影響する要因を明らかにし、自立支援プログラムを構築することを目的とし、新たに研究計画を作成しなおした。応募当時は、介入研究までを予定していたが、現段階では介入までは難しいと考えられるため、第1段階としてインタビュー調査を行った後に、第2段階として質問紙調査を行い、プログラムを構築することとした。また成人移行期を10歳から20歳と定義し、さらにそれを10歳から12歳の小学生、13歳から15歳の中学生、16歳から18歳の高校生相当および19歳から20歳までと4つの時期に分け、発達段階における傾向と比較検討を行うことととした。 平成27年7月には第1段階の調査に関する研究実施について、研究者所属機関の倫理委員会に申請を行った。倫理委員会承認後より研究協力機関に対象者選定の協力依頼を行った。研究協力機関より、成人移行期にある先天性心疾患を持つ人を合計15名紹介していただき、平成28年2月から3月にかけてインタビュー調査を行った。インタビュー時間は、最少25分から最大1時間10分であり、自立に対する思いと行動、疾患に関する自己開示のプロセス、自立のために必要と考えるソーシャルサポートの内容について、インタビューを行った。現在、インタビュー内容の分析を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度より継続して行っていた研究計画の見直しに時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
第1段階の研究は順調に進行している。分析結果より第2段階の質問紙調査の内容を決定するため、分析ができ次第、第2段階の調査にとりかかる。
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次年度使用額が生じた理由 |
申請時計画よりも研究実施に遅れが生じており、第2段階として質問紙調査を実施するための印刷費、郵送料が必要なくなったため
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次年度使用額の使用計画 |
今年度実施する質問紙調査の質問紙印刷および郵送料として使用する
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