就学前の在宅重症児を対象とした姿勢のケアの実態調査より、在宅での姿勢のケアには子どもの運動機能レベル、医療的ケア、年齢、在宅期間との関連が示唆された。遊びと姿勢に着目すると、寝たままの姿勢では受容的な遊びが、座位では構成遊びの割合が多かった。この結果をもとに、姿勢保持用具(Early Activity System; LEACKY社)を用いて様々な姿勢の経験と遊びのバリエーションを増やし、子どもの発達に応じた母親のかかわりを支援するための姿勢のケアプログラムを考案し、基準を満たす3歳未満の重症児6例に実践した。
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