研究の目的は、総合病院で治療開始から認知症高齢者へ身体拘束を行わずに転倒・自己抜去予防を行うことを狙いに、今まで言語化されていなかった熟練看護師の実践の共有を目指したケア・アルゴリズムを開発することであった。18名の熟練看護師のインタビューを修正版Grounded Theory Approachで分析した結果を基に、ケア・アルゴリズム案を作成した。 熟練看護師13名に、案の妥当性・重要性・経験年数別の実行可能性の評価を依頼し、数項目を除き7割以上の妥当性と重要性が示された。今後は、案の一部を見直し、様々な経験年数の看護師への使用を検討する必要がある。
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