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2014 年度 実施状況報告書

認知症高齢がん患者の疼痛マネジメントの質向上を目指した疼痛アセスメント指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26463452
研究機関札幌市立大学

研究代表者

川村 三希子  札幌市立大学, 看護学部, 教授 (10405673)

研究分担者 小島 悦子  日本医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00326612)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード認知症 / がん疼痛 / アセスメント指標
研究実績の概要

今年度の目標は、認知症およびがん看護の熟練看護師が、認知症を伴うがん患者のがん疼痛をキャッチするためのアセスメントのプロセスを明らかにすることである。対象施設は認知症を伴うがん患者のケア経験のある熟練看護師がいる施設をネットワーク標本抽出法により選定し対象者のサンプリングを行っている。現在までに療養介護施設2施設、緩和ケア病棟2施設、サービス付高齢者住宅1施設、訪問看護ステーション1施設、計6施設9名に対し参加観察と半構造的インタビューを実施し、データ収集と分析を同時に行いながら理論的サンプリングを継続している。
当初、想定していたより一般病棟に対象者がいないこと、療養介護施設においてはがん疼痛が存在しない、あるいは薬剤を使用していないケースが多いこと、緩和ケア病棟では在院期間が短く死亡に至るケースが多いなどがあり対象選定に難渋したが、対象施設をさらに広げることでサンプリングは問題なく継続できている。現在までの分析過程において、「いつもの状態の指標と比べ違いをキャッチする」というカテゴリーが抽出されたが、看護師がどのように患者個々のいつもの状態の指標を作っているのかという点はデータ収集できていない.この点についてさらにサンプリングを行う必要がある。また、がん疼痛が増強した場合、薬剤をどのようにタイとレーションしていくのかといった点もデータが不十分であるため、さらにデータ収集を重ねていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初想定していたより対象施設での倫理審査に時間を要したこと、また対象者の条件が合わず対象者選定が困難であったため、データ収集数が予定より遅れた。

今後の研究の推進方策

現在、対象施設の地域を広げサンプリングを依頼し確定できているため、来年度前半までには計画通りのサンプリングが行える予定である

次年度使用額が生じた理由

当初予定していたより、データ収集が遅れていることと近隣地域でのデータ収集が可能であり、旅費が当初の予定より使用されなかったため。

次年度使用額の使用計画

来年度は当初のデータ収集の地域を広げ行う予定であるため遅れた分のデータ収集を行える見込みである。

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公開日: 2016-05-27  

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