| 研究課題/領域番号 |
26463460
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| 研究機関 | 神戸市看護大学 |
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研究代表者 |
坪井 桂子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (80335588)
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| 研究分担者 |
清水 昌美 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (30404891) [辞退]
小池 香織 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (60710803) [辞退]
秋定 真有 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (20738546)
沼本 教子 京都橘大学, 看護学部, 教授 (00198558)
小野 幸子 宮城大学, 看護学群(部), 教授 (70204237)
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| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 高齢者ケア施設 / 新任期看護師 / 看護実践能力 / 育成 / 教育支援 / 教育方法 / 事例 |
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| 研究実績の概要 |
高齢者ケア施設の新任期の看護師に強化が必要な老年症候群、看取り、看護倫理、急変への対応の看護実践能力を育成する教育支援方法の創出を目的とした。一般病院・療養型医療施設・介護老人保健施設において共同研究者が新任期の看護師に教育支援した36事例の教育支援方法を類似性に基づき分類し、高齢者ケア施設における教育支援への適用可能性を検討した。
新任期の看護師の看護実践能力を育成する教育支援方法として、4の大分類、28の中分類、115の小分類が示された。以下、大分類を【】、中分類の一部を〈〉で示す。
【高齢者看護の志向性を尊重】するため、新任期の看護師の〈主体的な姿勢を尊重し実践をつなぐ力を促進〉し、看取りに直面した〈死をめぐるゆらぎの経験と向き合い実践を意味づける力を醸成〉する等の教育支援方法が示された。【ニーズの本質を捉えた援助方法を助言】するため、〈日常生活援助において些細な変化を捉えることの意味づけ〉や〈日常生活援助の中で埋もれている倫理的課題への気づきを促進〉すること、高齢者特有の〈非定型的な症状を捉え、異常の早期発見と対応ができるよう具体的に助言〉する等の教育支援方法が示された。【当事者主体の思考と最善のケアを追究】するために、看護師として〈高齢者の尊厳を護る基本的な役割を確認〉し、〈高齢者と家族の意思を尊重する態度を醸成〉することや〈最期まで心地よさを感じる緩和ケアを追究〉することを通して、〈失われていない高齢者の思いを家族につなぐ役割を助言〉する等の教育支援方法が示された。【チームケアの意義と実践を強化】するために、〈チームケアの意義を認め合う関係性を構築〉し、〈経験の少ないケアをするときには、チーム全体で支える体制を整備〉する等の教育支援方法が示された。
これらは、新任期の看護師の高齢者看護の実践能力を育む教育支援の本質を表わしており、高齢者ケア施設への適用が示唆された。
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