研究課題/領域番号 |
26463462
|
研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
山下 一也 島根県立大学, 看護学部, 教授 (30210412)
|
研究分担者 |
橋本 道男 島根大学, 医学部, 准教授 (70112133)
松本 亥智江 島根県立大学, 看護学部, 准教授 (70262780)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | アルツハイマー病 / 地中海料理 / 高齢者 / エゴマ油 / 認知症 / 食事栄養 |
研究実績の概要 |
全国で認知症を患う人の数が2025年には700万人を超え、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患すると予測されている。そのため、増大しつつある医療費の中でも認知症関連の医療費の占める割合は今後特に大きい。 認知症の多くの割合を占めるアルツハイマー病(AD)の一番のリスク因子は加齢であるが、加齢そのものは防ぐことはできないので、それ以外の要因へのアプローチ、すなわち、危険因子、防御因子が最近明らかにされつつある。現実に、先進国では認知症発症率は低下傾向にあるといわれており、特に食生活(地中海料理)を中心とした生活習慣を見直し、改善することにより、ある程度予防が可能であることが指摘されている。今回、われわれの研究では、地中海料理から地中海和食に変えて、エゴマ油に認知機能の低下を抑制する効果を検証している。平成27年11月に1年目の検診を終え現在分析中であり、月1回の料理教室も続行している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに研究は進行している。
|
今後の研究の推進方策 |
平成28年10月までのところで、料理教室を終わり、検査をまとめることとする。また、この料理教室を通じて、エゴマ醤油の開発も考えて、6月には商品として販売する予定である(産学連携事業)。
|