研究課題/領域番号 |
26463467
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研究機関 | 日本医療科学大学 |
研究代表者 |
森田 恵子 日本医療科学大学, 保健医療学部, 教授 (60369345)
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研究分担者 |
伊藤 直子 日本医療科学大学, 保健医療学部, 講師 (10448623)
長田 久雄 桜美林大学, 自然科学系, 教授 (60150877)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 難聴高齢患者 / 看護師 / 聴力機能評価 / 言語的コミュニケーション |
研究実績の概要 |
調査を依頼した2病院中1病院については、入院患者に対する倫理的配慮により調査の承認が得られなかった。1病院については、調査協力をする看護師の負担などを考慮し、病棟を1病棟(回復期リハビリテーション病棟)へ限定し実施することが倫理委員会で承認され調査を開始している。 研究連携者より1か月に1~2名程度の患者を紹介して頂き、平成27年2月末までに聴力検査ならびに半構造化法によるインタビュー調査を18名終了した。内1名については、構音障害が著しくデータより除外し17名のデータを分析中である。インタビュー調査は、高齢難聴患者が看護師との言語的コミュニケーション場面で感じる不自由さ、困難さ、対処行動について記録音から起稿し、逐語録を作成した。17名中、良聴耳の平均聴力が25db以下の患者が5名であった。26db以上の高齢難聴患者12名のインタビュー結果より、データとして用いる記録コードの抽出を平成27年5月に行い、内容を連携研究者と共に分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究対象者への倫理的配慮から、データ収集予定であった調査対象病院・研究対象者の不足が原因である。
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今後の研究の推進方策 |
100名の高齢入院患者を調査予定であったが、データ収集が予測よりも困難な状況にあることから、今後も調査を継続すること、または調査に協力して頂ける病院を新たに開拓することも視野に入れ再考したい。データ収集に掛かる交通費を経費として計上していたことから、この経費を平成27・28年度に繰り越し調査継続を行う予定とする。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査対象者100名が確保できなかったことにより、調査にかかる交通費や謝金などが次年度に繰り越された。このため、今年度も調査を継続する予定である。
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次年度使用額の使用計画 |
調査対象者に関わる研究者および調査員、逐語録を作成依頼するアルバイトへの謝金、調査のための交通費や研究対象者への謝礼などに使用する。
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