研究課題/領域番号 |
26463471
|
研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
深谷 安子 関東学院大学, 看護学部, 教授 (20238447)
|
研究分担者 |
北村 隆憲 東海大学, 法学部, 教授 (00234279)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 高齢者 / コミュニケ-ション / スケ-ル開発 |
研究実績の概要 |
要介護高齢者とケア提供者との言語的コミュニケーションには、ケア提供者の様々な業務に基づいた「タイプⅠコミュニケーション」と、社会生活の中で普段に行われている心理・社会的会話である「タイプⅡコミュニケーション」の2種類がある。本研究は要介護高齢者のタイプⅡコミュニケーションを簡便に測定できるスケールの開発を目的とした。当初は以下のように実施計画した。<1年目:平成26年度> タイプⅡコミュニケーション本調査:神奈川県内の介護老人保健施設2施設(30名)、特別養護老人ホーム2施設(30名)、在宅高齢者(30名)に対して、施設特性調査、基本的属性調査、コミュニケーション時間調査、暫定的タイプⅡコミュニケーション質問紙調査を実施する。 <2年目:平成27年度> タイプⅡコミュニケーションスケールの作成:併存妥当性の検討のためのタイプ別コミュニケーション時間の算出と、信頼性、安定性、妥当性の検討(構成概念妥当性、併存妥当性) <3年目:平成28年度>結果を調査機関に報告するとともに、広く学会、学会誌等にその成果を発表する。 このうち、施設高齢者のスケ-ル開発に関する分析は終了し、すでに国際学会にて27、28年度に報告を行った。しかし、26年度に実施予定であった在宅高齢者の調査が、対象者の獲得が非常に困難であり、27年から28年度にかけて調査を実施した。そのため、28年度は成果発表の予定であったが、本年度を成果発表とする。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
26年度に実施予定であった在宅高齢者の調査が、対象者の獲得が非常に困難であり、27年から28年度にかけて調査を実施した。そのため、28年度は成果発表の予定であったが、本年度を成果発表とする。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度は、施設、在宅の要介護高齢者のTypeⅡコミュニケーションスケ-ルの開発、並びに施設と在宅のTypeⅡコミュニケーションを比較して国際誌に投稿を行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
昨年度に研究終了の予定であったが、調査対象者の獲得に時間を要し、実施計画が1年遅れてしまった。そのため、28年度に予定していた国際誌への成果発表ができず、予算が使用できなかった。
|
次年度使用額の使用計画 |
今年度にこれまでの成果を国際学会で発表し、国際誌に投稿する。そのための旅費と投稿のための翻訳料金に使用する。
|