研究課題/領域番号 |
26463477
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研究機関 | 神戸常盤大学 |
研究代表者 |
谷口 由佳 神戸常盤大学, 保健科学部, 准教授 (80530310)
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研究分担者 |
沼本 教子 京都橘大学, 看護学部, 教授 (00198558)
坪井 桂子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (80335588)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 意思疎通不可能 / 高齢者ケア / 終末期ケア / 教育支援プログラム / 看護継続教育 |
研究実績の概要 |
4年目となる平成29年度は、意思疎通不可能な高齢者の終末期ケアに取り組む看護職への教育支援プログラムの完成を目指した。前年度は、研究協力が得られた2施設において、教育支援プログラムを用いた教育支援の実施・検証を行った。教育支援プログラムは全4回から成り、全てに参加してもらうことが望ましい。しかし、実際には、勤務体制による参加人数の制約もあり、22名の参加者のうち4回参加できた者は13名とかなり減少してしまった。統計学的検定に必要なサンプルサイズは29である。検証にあたり、より精緻な分析を行うためには、さらなる研究参加者を得る必要があると考えられた。そこで今年度は、研究協力施設を追加し、同じ回を2回実施する等工夫することで、4回全てに参加できる者を増やそうと試みた。新たに研究協力が得られた2施設において、36名に教育支援を実施し、前述のような工夫をしたところ、4回全てに参加できた者は40名となり、十分なサンプルサイズを確保することができた。現在、自己報告尺度を用いた数量的測定による量的データや、毎回の意見・感想、討議中や発表における発言内容等質的データをあわせて分析を進め、教育支援プログラムの有効性を検証しているところである。教育支援プログラムの実施には7ヵ月を要するため、研究協力施設を追加して実施したことで計画に遅れが生じている。今後さらに検証を進め、教育支援プログラムの完成に向け、研究成果をまとめていきたいと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成28年度の教育支援プログラム(全4回)の実施では2施設22名の参加者を得た(内4回全てに参加した者 13名)。検証にあたり、より精緻な分析を行うためには、4回全てに参加した者のデータが望ましいが、 13名では統計学的検定に必要なサンプルサイズに足りない。そのため、追加で2施設36名に実施し、十分なサンプルサイズを確保した。しかし、プログラムの実施には7ヵ月を要するため、現時点で遅れが 生じている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、得られたデータを分析し、教育支援プログラムの有効性を検証していく。そして、教育支援方法のモデルの開発に向けて、研究成果をまとめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画の遅れに伴い、予算執行にも遅れが生じている。次年度は、研究成果をまとめていくにあたり、テープ起こし費用や論文投稿料などで研究費を使用していく予定である。
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