本研究は、日本において高度実践看護師である精神看護専門看護師(CNS)が中心となり、看護師と連携して実施するTCMのプロトコールを作成・実施・評価を行い、精神看護専門看護師・看護師連携によるTCMモデルの開発を行うことを目的とした。TCMのプロトコールをグループインタビュー、質問紙で作成し、信頼性妥当性の検討を行った。そしてプロトコールを確定した。プロトコール確定後、TCM実施群と対照群の2群間に介入を行い、2群間、疾患ごとの比較を行った。TCM実施群の地域生活の期間、再入院率は少なく、日常生活機能、社会的機能、QOLは改善しており精神看護専門看護師を中心としたTCMは効果があると考えられた。
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