研究成果の概要 |
本研究は, 在宅における「予期せぬ入院」の定義、また、訪問看護が予期せぬ入院を予防できるかを検討した。成果として、自宅死率が国内で低い佐賀県の調査結果を以下に示す。佐賀県の在宅療養支援診療所/病院の活動状況の経年変化から,死亡場所に影響を与える要因を検討した.その結果,佐賀県の二次医療圏すべての地域において自宅死は増えていなかった.死亡場所に影響する在宅療養支援診療所/病院の活動は,訪問看護との連携が多いほど,自宅死(p<.001)での死亡が増えていた.このことから,訪問看護と在宅療養支援診療所/病院の連携,自宅死増加に影響し,訪問看護は予期せぬ入院の回避に貢献できる蓋然性が示唆された.
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