研究課題/領域番号 |
26463533
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
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研究分担者 |
松浦 光和 宮城学院女子大学, 教育学部, 教授 (00149783)
桂 敏樹 京都大学, 医学研究科, 教授 (00194796)
志澤 美保 京都大学, 医学研究科, 助教 (00432279)
春木 香苗 (臼井香苗) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50432315)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | ソーシャルキャピタル / 住民参加 / マルチリスクマネジメント / ヘルスプロモーション |
研究実績の概要 |
本研究では、都市部高齢化地域のA小学校区におけるソーシャルキャピタルを醸成するプログラムを運営しその評価を目的として、住民と専門職および大学教員などの多組織が連記して「A健康まちづくり会(自治連合会、学区社協、シニアクラブ、体操クラブ、学区体育振興会、地域包括支援センター、地域介護予防推進センター)」を結成し活動を継続している。 学区の各組織の住民代表と包括支援センターや介護予防推進センター、大学教員による「A健康まちづくり会」では、住民の健康を作りを共有する目的として確認し、継続しているイベントの修正や変更について話し合いを重ねている。この過程が、ソーシャルキャピタルを醸成するプログラム運営の重要な部分となると考える。この会議は40回を重ねており、住民代表の活発な発言がある。 こうのようなプロセスを経て、平成28年度は、「A健康まちづくり会」会議を5回持ち、2回のイベントを実施した。イベントの内容は、第10回:4月20日(体力測定とウオーキング 26名参加)、第11回:11月13日(健康講話「健康寿命の延伸とその秘訣」とスクエアステップ 17名)である。安全安心を確保するために、ボランティア参加の大学生および院生が15名~20名参加している。活動の広報を兼ねて地域住民へ実施報告チラシを(第10回の報告(4/20)の6月30日発行・A4版の各世帯向け)を配布または回覧した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者が平成27年より所属長となり管理業務が増えたことに加え、平成28年度は博士後期変更申請書類の作成と学内及び学外の調整会議が頻繁に開催され、研究のための時間を設けることが困難になり、研究遂行に支障を来した。また昨年度後半に調査対象地域に、商店街活性化を目的としたNPO街作り会の調査が実施されたため、調査依頼と調査時期を遅らせる必要が生じた。 困難な状況ではあったが、本研究の目的とするソーシャルキャピタルを醸成するプログラム運営の「A健康まちづくり会」の会議や恒例の年2回のイベント等の研究活動は実施継続している。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、延長した最終年度である。本研究の目的とするソーシャルキャピタルを醸成するプログラム運営の「A健康まちづくり会」の会議や恒例の年2回のイベント等の研究活動を継続するとともに、調査を実施し研究の評価分析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究の目的とするソーシャルキャピタルを醸成するプログラム運営の「A健康まちづくり会」の会議や恒例の年2回のイベント等の研究活動は実施継続している。しかし、研究代表者が平成27年より所属長となり管理業務が増えたことに加え、平成28年度は博士後期変更申請書類の作成と学内及び学外の調整会議が頻繁に開催され、研究のための時間を設けることが困難になり、研究遂行に支障を来した。また昨年度後半に調査対象地域に、商店街活性化を目的としたNPO街作り会の調査が実施されたため、調査依頼と調査時期を遅らせる必要が生じ、次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成29年度は、延長した最終年度である。これまで、3年間にわたり本研究の目的とするソーシャルキャピタルを醸成するプログラム運営である「A健康まちづくり会」の会議や恒例の年2回のイベント等の研究活動を今年も継続するとともに、今年度は調査を実施し研究の評価と検討および報告書作成を行う予定である。
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