交代制勤務群34名と日勤群16名の計50名の女性看護師に対して、仕事前後のストレス状況を把握する目的で精神的ストレス(GHQ28)と尿中8-OHdGを測定した。 GHQ28の総得点は交代制勤務群のほうが日勤群よりもストレス状況がやや高い傾向を認めた。尿中8-OHdGは、交代制勤務群・日勤群ともに仕事前よりも仕事後のほうがストレス状況は低下し、特に交代制勤務群は日勤・夜勤ともに仕事後に有意に低下した。16時間を超える夜勤労働は身体的ストレス状況に影響を及ぼしておらず、安心して働けることが立証できた。しかし精神的ストレスは交代制勤務群のほうが高い傾向を認めたため、精神的サポートを行う必要がある。
|